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TVアニメ「シュガーアップル・フェアリーテイル」と八ヶ岳地域でのコラボレーションを思索

2023年7月から、第2クールの放送が決まっている人気TVアニメ「シュガーアップル・フェアリーテイル」。このアニメのプロモーションチームの方々が八ヶ岳を訪問し、今後どのようにこの地域とコラボレーション出来るのか現在模索しているところです。

©2023 三川みり・あき/KADOKAWA/「シュガーアップル・フェアリーテイル」製作委員会

このアニメの物語の舞台となるのは、妖精が存在し、砂糖菓子が幸福をもたらすと信じられている世界。砂糖菓子は砂糖林檎から創られる銀砂糖によって作られます。

主人公の人間の少女アンは銀砂糖師という特別な砂糖菓子職人であった母を亡くし、15歳で母と同じ銀砂糖師を目指し王都で開かれる品評会への参加を決めます。王都へ向かう道の護衛として、黒曜石から生まれた美形だが口の悪い戦士妖精のシャルを用心棒として雇い、王都を目指していく物語。

妖精にとって「羽」は、人間でいう「心臓」のようなもので、人間は妖精の片側の羽を奪い取ることで、妖精を使役するという世界。人間と妖精という種族や立場を超えた友情と恋、そして砂糖菓子職人としてアンが成長していく過程を描くファンタジー作品です。

本作のチームスタッフの方々が、八ヶ岳サスティナブルラボで行われているサスティナブルプロジェクトに賛同し、このアニメの世界観を表現するために、八ヶ岳エリアとのコラボレーションを模索していただいています。

アニメの世界観を表現したミニチュア

今回のコラボレーションの第一弾として、八ヶ岳周辺で使われなくなった桜の古木を使用し、アニメの世界観を表現したミニチュアが作成されました。

砂糖菓子を作る工房をイメージしたミニチュア
砂糖菓子を作る様子をイメージしたミニチュア

このミニチュア作品は、主人公アンが砂糖菓子を作るシーンをイメージして作られました。このアニメの世界観を表現することと、八ヶ岳の古木を再利用するというサスティナブルな考え方も、このミニチュア作品には込められています。

八ヶ岳の林檎とのコラボレーション

八ヶ岳南麓は、栽培する作物を何でもおいしくしてしまう「奇跡の土地」と言われています。日照時間の長さと、高原で朝晩の寒暖差が激しいこと、八ヶ岳から流れる清らかで豊富な水の影響がその一因であると考えられています。八ヶ岳エリアには「幻のりんご」と呼ばれる知る人ぞ知る林檎の産地も存在します。

この果樹園はかつてビューガーデンとして営業されており、数千坪の敷地に、バラやシャクヤクなど季節の花々が数千株も植えられていました。富士山、南アルプス、八ヶ岳を一望できる美しい景観を誇るガーデンで、現在では林檎やポポー、桃、ブルーベリーなど多種のフルーツを環境に配慮した無肥料、減農薬の農法で栽培してします。

この農園で育てられた林檎と「シュガーアップル・フェアリーテイル」がどのようにコラボレーション出来るか、現在プロモーションチームの方々が模索しているところです。今後の展開を乞うご期待。

(記事番号:2-6)

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