SustainableProject

富士見高校生と富士見パノラマリゾート共同で富士見町の特産品「ルバーブ」を活用した商品開発を実施

2024年6月21日、毎月1回、富士見高校の授業の一環として、富士見パノラマリゾートで行っている環境共生プロジェクトの活動を合同で行う授業が開催されました。今回は現在試作中である同プロジェクトを通して作られたお弁当のさらなるブラッシュアップとして、「富士見町らしさ」を出すことをテーマにしたメニューを考えていきました。

以前高校生の意見をヒアリングした際、富士見町らしさを出すために「ルバーブ」を活用することのアイデアが多く出されたため、今回は富士見パノラマリゾートにて収穫したルバーブを使って食品加工をしていきました。

富士見町特産の赤いルバーブ

赤いルバーブは、富士見町が栽培量も出荷高も日本一を誇っており、富士見町を代表する特産品です。赤いルバーブはシベリア原産のタデ科の野菜で、冷涼な地域でないと育たないと言われています。富士見町は標高1000mの冷涼な気候がルバーブの生育に適しており、富士見町のルバーブは茎全体が赤くなり、その鮮やかな色見が特徴です。

ルバーブはカリウムを多く含み、むくみ解消に効果があると言われています。また食物繊維やビタミンCも多く含まれるため美肌効果やアンチエイジングにも効果的。その他アントシアニンも豊富で目の健康にもよいと言われています。

味は酸味がとても強いので、塩漬けにしてご飯のお供として加工するか、またはジャムなどにするのが一般的です。

ルバーブは4月~9月にかけて収穫されますが、一番おいしく食べられるのが梅雨の時期。この時期に収穫されたルバーブは茎が太く、酸味もしっかりとしているそうです。

ルバーブジャムづくりに挑戦

この旬の時期に、サスティナブル堆肥を撒いた圃場で作られたルバーブを使って、ジャムづくりをしていきます。

それぞれグループ毎に砂糖の量を調整して味を比べていきます。

出来上がったジャムは果肉がしっかりとしていて、色見の鮮やかで見た目にも美味しそうですが、味も酸味と甘みが感じられとても美味しくできました。

また塩漬けのルバーブも試食してもらい、どういった活用方法があるかをみんなで考えてもらいました。

高校生が試作した乾燥ルバーブ

今回、富士見高校の生徒のアイデアで試作として作った「乾燥ルバーブ」も持ってきてもらい、みんなで試食しました。

乾燥ルバーブは天日干しで乾燥させてからフードプロセッサーで粉末にしたもので、酸味のほかに旨味も感じられ、とても深みある味がします。

天日干しで長時間干しているので色見が抜けてしまい、鮮やかなルバーブの赤を再現すことに苦労しているとのことですので、この点を次回の商品開発では深堀をしていきたいと思います。

どんな形で富士見高校生のアイデアが形になるのか、乞うご期待!

(記事番号:1-2-14)

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