SustainableProject

BioPBS™を使った資源循環型プロジェクトの始動(富士見パノラマリゾート)

「富士見パノラマリゾート」で行われている資源循環型プロジェクト

三菱ケミカルグループの生分解性プラスチックBioPBS™を使った堆肥を軸としたサスティナブルプロジェクトが長野県富士見町にあるスキー場「富士見パノラマリゾート」にて行われています。

令和5年度より本格始動する同プロジェクトですが、令和4年度は堆肥化の試験期間として運用され、施設内の落ち葉を収集し、施設内のレストランから出た食品残渣とBioPBS™の紙コップを混ぜ堆肥作りが行われています。

来年度より本格始動させ、将来的には富士見町全体の活動へと広げることを視野に入れている同プロジェクトの進捗状況を報告するため、2023年3月27日、三菱ケミカルグループ、富士見パノラマリゾート、FOOD AGRI NEXT LAB(株)にて名取富士見町長を訪問いたしました。

紙コップのほか、生分解性プラスチックBioPBS™を使ったビニール袋や弁当箱についても富士見町長に提案し、他自治体で行われている堆肥化のための生分解性のビニール袋を使った各家庭からの生ゴミ回収の事例なども紹介させていただきました。

町長も全面点にこのプロジェクトをバックアップする意向であることを確認し、今後この活動が地域に定着し、資源循環型のモデル地域となることを期待しています。

子供達に向けた取り組み

同日、スキー教室のため富士見パノラマリゾートを訪れている都市部の子供たちの昼食を視察いたしました。ここでは水を飲むコップとして、生分解性プラスチックBioPBS™の紙コップが使用されており、この紙コップがゆくゆくは堆肥として資源になることを、子供達に伝える資料がテーブルに置かれていました。

また、富士見パノラマリゾートが取り組んでいるプロジェクトについても子供達へ説明し、学校でSDGsを学んでいる子供達も真剣に耳を傾けておりました。

地域連携に向けて

今回のサスティナブルプロジェクト始動に関しては、同じ西山地区で事業をされているカゴメ野菜生活ファーム株式会社の河津代取締役社長、美肌温泉ゆーとろん水神の湯の一戸支配人も視察に来られており、今後は富士見パノラマリゾートのみではなく、西山地区全体で取り組む活動として、このプロジェクトが根付いていくものと思います。

また地域の情報を発信する「長野日報」や「信濃毎日新聞」でもこのプロジェクト始動が大々的に報道され、地域の関心の高さが伺えます。

食品残渣で堆肥 富士見パノラマ本格始動へ(長野日報)

(記事番号:1-3-4)

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(LP) 三菱ケミカルグループ

(前記事)三菱ケミカル社におけるサスティナブル野菜の活用(記事番号:1-3-3)

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