SustainableProject

富士見パノラマリゾートが目指すサスティナブルな施設

環境循環型のサスティナブルリゾートを目指して、富士見パノラマリゾートでは、サスティナブルプロジェクトが始動しました。ここでは富士見パノラマリゾートがこれから目指す姿をご紹介いたします。

入笠山に咲くスズラン

2021年度、コロナ禍にもかかわらず、富士見パノラマリゾートではグリーンシーズンの来場者がウィンターシーズンを超え、通年での来場者が過去最高になりました。

入笠山への玄関口となる富士見パノラマリゾートでは、この大切な自然環境をこれからも守っていくことが急務であり、環境負荷を減らし地域に根差した持続可能な事業形態へと変革させていくことが、今まさに必要とされていました。

山の落ち葉と食品残渣で作るサスティナブル堆肥

これからの富士見パノラマリゾートの成長戦略を練っている中、三菱ケミカルグループとYATSUGATAKE Sustainable Lab(以下、サスティナブルLab)が八ヶ岳で行った「生分解性樹脂BioPBS™と地域資源を用いた「循環型社会の構築」実証実験」がひとつのヒントとなりました。

冬のスキーシーズン、施設内のレストランからは大量の食品残渣が出ます。また山から出る大量の落ち葉は業者に委託して廃棄してます。また学生のスキー教室などで大人数を受け入れる場合、食器として使用するプラスチックの容器もすべて廃棄対象となります。

落ち葉堆肥製造の様子

これらの資源は現状ではすべてそのまま”ゴミ”となっていますが、これらを上手に循環させて、落ち葉と食品残渣、プラスチック容器を生分解性プラスチックに変更し資源として回収し、堆肥を作り、それを農家に還元し野菜を作る。そしてその野菜を再度自社で購入する。またこれらの堆肥はアツモリソウやスズランなどの山野草の育成、自社農園であるルパーブやイチゴ畑などにも活用することが出来れば、地に足の着いた循環型の事業活動ができるのではないかと考えています。

子どもたちへの実践的なサスティナブル教育

この現代においては、環境負荷を減らす活動は必須であり、それらに積極的に関わっていることは企業価値を高めることは言うまでもありません。また当施設は川崎市少年自然の家、多摩市少年自然の家の指定管理を受託していることから毎年多くの学生が富士見町及びこの施設を利用します。このサスティナブルプロジェクトが運用され、子供たちもその活動に積極的に参画すれば、実践的で説得力のある生きたサスティナブル教育へとつながると確信しています。

こうして、富士見パノラマリゾートとサスティナブルLabにより、今後の環境先進リゾートとして富士見パノラマリゾートを構築していくためのサスティナブルプロジェクトが発足されました。

今後はこのプロジェクトを地域に根差した活動へと広げ、富士見町の行政と協力して地域全体として取り組んでいくことを目指しています。

(記事番号:1-2-1)

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(LP)富士見パノラマリゾート サスティナブルプロジェクト | 八ヶ岳サステナブルラボ (yatsugatakesustainablelab.jp)(1-2)

(次記事)サスティナブルプロジェクト始動  | 八ヶ岳サステナブルラボ (yatsugatakesustainablelab.jp)(1-2-2)

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