SustainableProject

三菱ケミカルグループ社 BioPBS™の検証と夏の農作業体験

今年のゴールデンウィークに作付けをした、三菱ケミカルグループ社の圃場。生分解性素材のBioPBS™の紙コップと落ち葉で作られたサスティナブル堆肥を撒き、マルチもBioPBS™を使用しています。8月初旬、三菱ケミカル株式会社の方々が、BioPBS™の実使用での状況確認と圃場管理のため、1泊2日でYatsugatake Sustainable LABを訪れました。

圃場の除草作業

記録的猛暑が日本列島を襲うこの夏。八ヶ岳も例外なく厳しい暑さに見舞われています。GWに作付けをした三菱ケミカルグループ社の圃場の野菜も、この暑い夏にすくすく成長していますが、成長しているのは野菜だけではなく、雑草も同じです。放っておくと野菜の成長を阻害してしまうので、最初に皆で除草作業を行いました。

富士見パノラマリゾート 山頂での落ち葉収集

午前中に除草作業を終え、午後からはBioPBS™の紙コップと落ち葉で堆肥を作るサスティナブルプロジェクトを推進している富士見パノラマリゾートを訪問。まずはゴンドラで山頂を目指します。山頂駅付近は標高1770m。山麓がうだる様な暑さでも、山頂は爽やかな風が吹き、まさに快適です。富士見パノラマリゾートの職員の方に山頂にある山野草の説明を聞きながら森を散策し、落ち場収集スポットへと向かいます。山頂付近は山野草保護のため、指定された通路以外は人の立ち入りは原則禁止されていますが、職員の方に案内してもらいながら落ち葉収集場所へと進んでいきます。夏場は落ち葉が少ない時期ですが、広葉樹の下にはまだまだ沢山の落ち葉があります。ここでBioPBS™の生分解性素材のビニール袋に落ち葉を詰めていきます。

山頂には「アサギマダラ」という1500㎞も移動する蝶が、山野草の花の蜜を吸いに来ていました。山頂にある希少な植物や、自然に住む動植物の話を聞いていると、本当に自然を守ることの大切さを改めて実感することが出来ます。

BioPBSと森の落ち葉、夕食で出た食品残渣を使って堆肥作り

2日目の朝、森で集めた落ち葉と夕食の準備で出た食品残渣を混ぜ、落ち葉堆肥を作っていきます。

この日は前日に別の団体が落ち葉と米ぬかを入れているので、それらと一緒に落ち葉を攪拌して、落ち葉の中に空気を入れ、発酵を促していきます。これらの紙コップやビニール袋が次回どのくらい分解されているのかも次回要確認です。

夏野菜を収穫

2日目の午前中に、トマト、マイクロキュウリ、キュウリ、ズッキーニ、なす、ピーマン、大根、バターナッツかぼちゃ、とうもろこしなどなど、夏野菜を収穫しました。

放っておくと巨大化してしまうズッキーニやきゅうりは、市場では出回らないので、畑でしか見られない光景です。また、採れたてのとうもろこしは、生でそのままその場でかぶりつきます。みずみずしさ、甘さは採れたてが一番です。この味を体験できるのも収穫をした人のみが味わえる特権ですね。

1泊2日で体験した圃場管理と堆肥作り、そして収穫体験。今回はBioPBS™の検証が主な目的ですが、一連の行程を通して、農業の大変さや収穫の喜び、自然と共存することの大切さなど色々と感じることが出来たのではないかと思います。

(記事番号:1-3-6 2023.8.4)

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(LP)三菱ケミカルグループのサスティナブルな活動

(前記事)三菱ケミカルグループ専用圃場における農業体験を通したBioPBS™の実証実験

(次記事)夏野菜の片づけと、BioPBS™を使った農業用マルチを土と混ぜて耕運

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