SustainableProject

三菱ケミカル株式会社 夏野菜の片付け、BioPBS™を使った農業用マルチを土と混ぜて耕運

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年は9月に入っても季節外れな暑さが続いています。

標高の高い八ヶ岳は、お盆を過ぎるとすっかり秋の空気に入れ替わるので、9月中旬ともなれば過ごしすい気温になっているはずなのですが、今年はお彼岸ぎりぎりまで30度を超える暑い日が続きました。そうはいってももうすぐ秋分、季節は秋です。夏野菜を片付けて、圃場を秋冬野菜に入れ替える必要があります。今回、三菱ケミカル株式会社の方々に当施設に来訪頂き、夏野菜の片づけとBioPBS™で作られた農業用マルチをすきこんで畑の耕運を行いました。

夏野菜の片づけ

秋になっても沢山実をつけている夏野菜ですが、8月中旬をすぎると株が老化して、実の数が減って小さくなり、変形していきます。また葉も水やりをしているのに黄色く変色することもあります。こうなってくると、そろそろ片付けの時期。実がついていて収穫できるものは出来るだけ収穫し、あとは株ごと抜いていきます。そして支柱やネット、防草シートもすべて片づけていきます。

圃場の耕運

雑草も畑にすき込んでいくので、ハンマーナイフモアの草刈り機を使って除草をしていきます。この圃場で使っている農業マルチは、BioPBS™を使った生分解性素材で出来ているため、このマルチは片づけず、土と一緒に耕運して、圃場の中にすきこんでいきます。こうして最後にトラクターを使って畑を耕運していきます。

今回の圃場視察の重要な目的のひとつが、このBioPBS™の農業用マルチの分解度合を実際の使用状況の中で確認することであるため、農業用マルチをしっかりと土にすき込んでいくことはとても大事な作業となります。

今回参加いただいた三菱ケミカル株式会社の方々も、トラクターや草刈り機を使うのは初めての体験だったそうです。参加者の皆様も初めての体験を楽しんでらっしゃるようでした。

BioPBS™を使った「川崎市八ヶ岳少年自然の家」と「富士見パノラマリゾート」施設内で展開するサスティナブルプロジェクトを視察

視察2日目、この日は富士見パノラマリゾートが指定管理を行う、川崎市八ヶ岳少年自然の家に設置された堆肥場と、富士見パノラマリゾートの施設内に設置された足踏み温床を見学に行きました。 毎年、川崎市の小学生や中学生など多くの子供達が、林間学校やスキー教室などで、同施設を訪問します。現在、川崎市八ヶ岳少年自然の家では、子供達へのサスティナブル教育の一環として、落ち葉と食品残渣にBioPBS™を使った生分解性素材の紙コップや容器などを資源循環させて堆肥化するプログラムを構築中です。富士見パノラマリゾートにおいても、同様の内容で施設全体としてサスティナブルプロジェクトを展開しています。その一環で地元の富士見高校の学生と一緒に資源循環型の堆肥作りと、その堆肥を使った作物栽培やメニュー開発なども今後は行っていく予定です。BioPBS™を使った資源循環型の活動が、この富士見町で動きだしています。今後三菱ケミカル株式会社と富士見町が連携をして、より地域に根差した活動へと進化していくことが期待されます。

(記事番号:1-3-7 2023.9.26作成)

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(LP)三菱ケミカルグループのサスティナブルな活動

(前記事)BioPBS™の検証と夏の農作業体験

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