SustainableProject

地域企業とのコラボレーション

八ヶ岳サスティナブルラボでは、地域の企業と連携をしながら八ヶ岳地域が「循環型最先端地域」となるよう活動を推進しています。そのいくつかの活動をご紹介いたします。

富士見パノラマリゾート

スキーリゾートのみではなく、スズランの群生地として知られる入笠山の玄関口としても知られる富士見パンラマリゾートでは、自然を舞台に事業活動をしているため、環境負荷を減らすための活動を成長戦略のひとつとして考えています。とくに昨年度はコロナ禍にも関わらず、グリーンシーズンの来場者がスキーシーズンの来場者を超えて過去最高益を出しており、富士見パノラマリゾートとしてもより地域に根差した活動が求められ、サスティナブルな活動を通して企業価値を高めていきたいと考えていた時期でありました。

そのため、八ヶ岳サスティナブルラボでは、冬のスキーシーズン、レストランから大量に出る食品残渣や、食器を生分解性のプラスチックに変更し、これらを廃棄するのではなく堆肥化するための資源として使い、それを自社農園や契約農家に還元し野菜を作る。また余った堆肥は入笠山のアツモリソウやスズランの育成などへとつなげる地に足の着いた循環型の事業活動を提案しています。

そしてここで生産された作物をブランド化し、新たな地域経済の循環が生まれるように、今後のプロジェクトを策定しているところです。

また、これら一連のプロジェクトを教育・体験プログラムとして子供たちへの食育やサスティナブル教育へとつなげることも視野に入れています。

八ヶ岳中央農業実践大学校

八ヶ岳中央農業実践大学校

八ヶ岳中央農業実践大学校(以下、農大)は、八ヶ岳山麓における広大で風光明媚な環境の下、高原野菜・有機農業・酪農・養鶏・花卉等を栽培し、実践的な農業経営を学べる場所として全国から学生が集まる専修学校です。八ヶ岳サスティナブルラボでは、自社内の堆肥場とは別に、この農大と共同で堆肥の製造を行っています。ここで作る堆肥では、農大の酪農施設から出る家畜の糞と落ち葉、生分解性プラスチックなどを混ぜて堆肥を作っています。

八ヶ岳産 生とうもろこし

農大の施設をお借りして堆肥を製造するにあたり、農大とちとせグループの研究者の方と共同で堆肥製造の方針を監修していただいております。

更にここで作られた堆肥を使い農大内で栽培される「生でも食べれる 八ヶ岳生とうもろこし」など、高原野菜の栽培で使用しています。

八ヶ岳自然文化圏 デリ&カフェ「K」

デリ&カフェ「K」店内の様子

八ヶ岳文化圏の中にあるデリ&カフェ「K」は、自然の中で食や本、音楽を楽しめるカルチャースペースを作ろうという有志の方々によって作られた文化拠点です。

八ヶ岳を一望できる景色と地元の食材を使ったお料理や、こだわりのコーヒー、八ヶ岳のクラフトビールが味わるとあって、地域内外から人気を集めている八ヶ岳の人気スポットです。もともとこのカフェも八ヶ岳の自然に魅了されて都市部から移住してきた人たちと、地元をもう一度活性化させたいというこの地に住む人たちが、都市部と里山を結び新たな文化交流スペースを作りたいという思いから創られた場所です。八ヶ岳サスティナブルラボと共通する理念を持っていることから、当社のプロジェクトにも賛同していただき、現在カフェ内では生分解性素材のプラスチックを使った紙コップを使用していただいております。

この紙コップは使用後は回収し、堆肥製造に使われます。

▲「ハチカッテ」リゾナーレ八ヶ岳店

また、このカフェ内に併設されている「ハチカッテ」というセレクトショップでは、八ヶ岳の自然や人が創り出した「いいもの・楽しいもの」がおかれていて、その中で当社が作っている野菜や加工品も取り扱っていただいております。

「ハチカッテ」はこの原村店のほか、星野リゾート「リゾナーレ八ヶ岳」の内にあるピーマン通りにも店舗を構え、またオンラインショップも開設しております。

ル・ピオニエ(LE PIONNIER)の店内

また、当社で作られた野菜や加工品は、地元産の野菜をふんだんに使ったフレンチベースの高原料理として知られる北杜市内のフレンチレストラン「ル・ピオニエ(LE PIONNIER)」でも提供させていただいております。

(記事番号:1-1-3)

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(LP)八ヶ岳で実践する地域循環型のサスティナブル農業 | 八ヶ岳サステナブルラボ (yatsugatakesustainablelab.jp)(1-1)

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